【スタートアップおすすめ本】「思考の整理学」 著者:外山 滋比古
このエントリーをはてなブックマークに追加

思考の整理学
著者:外山 滋比古

思考の整理学

———————————————

「考える」ことについて書かれた本です。
6章33項目からなり、項目ごと完結しています。

・朝の頭の方が夜の頭よりも優秀。
・あまり注意しすぎては、かえって結果がよろしくない。しばらくは放っておく時間が必要だ。
・ものを考えるに当って、あまり、緊張しすぎてはまずい。何が何でもとあせるのも賢明ではない。むしろ、心をゆったり、自由にさせる。その方がおもしろい考え生まれやすい。

など、日常生活で思いあたることも多く書かれており、在り方から、考える際の具体的な方法まで書かれた本です。

★気づき、考えたこと

いまの学校は、教える側が積極的でありすぎる。親切でありすぎる。
すぐにすべてを教え込むのではなく、本当のところはなかなか教えない。
むしろ、教えるのを拒む。これが実は学習意欲を高める役をする。

いまのことばの教育は、はじめから、意味をおしつける。疑問をいだく、
つまり好奇心をはたらかせる前に、教えてしまう。1986年発行ですが、
この意見はむしろ今の私に対して言われているのではないかと感じました。

分からないことがあれば、ネットで検索すればすぐに答えらしきものが見つかる。
それで安心して、自分がひとつ知識を得たような気になる。

本当にそうだろうか?またはそれはどういうことだろうか?と疑問を持って、
その後の生活で当たる様々な場面で思い返したり、より多くの媒体の情報を探したり、
人と話したりすることは少ない。

・・これで、自分の意見はどうやって作っていくのかと。

情報が多くあることはいいことだし、簡単にその情報を手にできることはいいことだと思います。必要なのは、情報は答えではなく、仮説を立てるための材料だと思うことだと感じました。

この本の学びとして、今後以下を実行したいと思います。
・興味があるテーマの情報については、複数の媒体から情報を得る
・対立した意見があれば、どちらにも耳を傾ける

———————————————

紹介者:U25スタートアップ起業塾 塾生 吉沢 明希子 さん

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントは受け付けていません。