ベンチャーは採用に苦戦する??〜エンジニア採用の裏側〜
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リーマンショックなどを経験した事から、不況に対して不安を抱き、いつ倒産するかわからない企業(ベンチャー)に関しては応募自体が極端に減る傾向性があります。先日、その事についてとても実感した事がありましたので、こちらに記載します。

 

私がお会いしたのは、設立のまだ浅い、IT企業のお二人の社長でした。お二人は、営業のご経験と業界の知識を生かし、起業をしたそうです。 現在、自社展開のサービスの改善やらバージョンアップなど、変更をしようとした時にそれ専門の業者の方へお願いしているとの事でした。しかし、スピード感が無い、連絡がつながりにくいなどの不便を感じていたそうです。 設立してまだ間もない時期ではありますが、昨年の売上実績は約2億程度だそうです。

それでは、こちらの企業がどのような点で、採用が難しいのか整理していきます。

一見するとベンチャーとしてはとても上手く行っているように見えます。実際には、キャッシュはしっかりとお持ちのように拝見しました。しかしながら、ことエンジニアの採用となった場合には全く状況が違います。市場は活性化しているとはいえ、まだまだ転職者は慎重です。

理由としては、以下のようなことが考えられます。第1に、転職者は安定第一。もしかしたら倒産するかも知れない立ち上がりのベンチャーには、なかなか手が出ません。第2に、ネームバリューが無い。聞いた事がない企業ヘの就職は不安があおられます。第3に、資本金が少ない。資本金は信頼の証。その企業がどれだけキャッシュがありますと訴えても、資本金が100万円では、まずヘッドハントなどの会社は相手にしてくれない可能性が高くなります。また、求人媒体でも大抵は、企業情報を掲載する為、その際に見られるポイントともなります。

上記の事を含め、立ち上げ当初のベンチャーでのエンジニアに関わらず、採用はまず難しくなってくるでしょう。そのために立ち上げる前にも、人脈などを幅広くしておくことも必要となってくるかと思います。

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