「悪魔を出し抜け!」
著者:ナポレオン・ヒル
翻訳:田中孝顕
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もし、あなたが今の教育について何か違和感を感じるなら、
そして、ナポレオン・ヒルの著作に興味があるなら、これを読むと良いでしょう。
【世界一大きな影響を与えたビジネス書の著者が書きながら、70年封印された書物】
「鋼鉄王」アンドリュー・カーネギーから依頼を受け、20年間無償奉仕という無茶振りを達成し、「成功哲学」を作り上げたナポレオン・ヒル。
1970年にナポレオン・ヒルは亡くなっているが、2013年に発行された本書は紛れもなく彼の自筆である。なぜなら、1938年に執筆されながら、親族の反対により出版されなかったからだ。
なぜ反対されたのか?
それは、世に出せば教会や教育界の人間から恐ろしい批難を浴びせられる恐れがあったからだ。
なにせ、本書では「悪魔」が
”実は、子供の親や学校の教師、また宗教指導者たちに協力をしてもらっている。”
と、発言しているからだ。
何に協力してもらっているのか?
それは、人間に「流される」習慣を身に着けることを、だ。
「悪魔」が言うには世の中には98%の「流される」人間がいて、2%の「流されない」人間、すなわち「自分の頭で考える」人間がいるらしい。「悪魔」は「流される」人間の意識に入り込んで、恐怖を植えつけることができるが、「自分の頭で考える」人間の意識には入り込めないようだ。
そして、「自分の頭で考える」人間になるためには、「目標」を持たなければならない。
”子供たちはただ単位を取るために学校に行かされる。そこでは記憶の仕方を覚えさせられるだけで、人生の目標を見つけることはできない。”
ヒルにとって、学校とはそのような存在であると本書では書かれている。故に教育関係者など当てにならないのだと、いや、むしろどうしようもないのだと「悪魔」に発言させているわけだ。
もしかすると、それに共感される方も多いのではないだろうか?
なぜ、いい学校を出ながらうまくいかない人がいるのか?
なぜ、大した学歴を持たなくても成功する人がいるのか?
それは、自分の「人生の目標」を持っているかどうかが大きな違いなのだ。
「流される」習慣、そして「流されない」習慣はそれぞれどのように作られるのか?それを知りたいなら本書を読んでみてはいかがでしょうか?
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紹介者:U25スタートアップ起業塾 塾生 阿部 隆宗 さん