「渋谷ではたらく社長の告白」
著者:藤田晋
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ご存知、サイバーエージェントの藤田社長の自伝である。
ビジネス書というよりはノンフィクション・ドキュメンタリーのような本である。藤田社長自身もあとがきにて、ビジネスマン以外の方にも読んでもらいたいと考え、経営哲学的な内容を書くのは避けたとおっしゃっている。
感想から言えば、物語としてとても面白く、一気に読めた。起業から上場に至るまでのプロセスや社長自身の考えが語られており、起業を志す立場として特に精神的な面でかなり参考になった。
何をやるのかということよりも、なぜ・誰とやるのかの方が圧倒的に重要であると理解させられた。
上場からネットバブル崩壊による株価暴落によって、経営者を辞めようかと思ったというところまで精神的に追いつめられ、そこから師に諭され立ち直った、というストーリーは読み応えがある。起業をする時にもう一度読み直したいと感じた本であった。
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紹介者:U25スタートアップ起業塾 塾生 H.N さん