【スタートアップおすすめ本】「ついていきたい」と思われる」リーダになる51の考え方 著者:岩田 松雄
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「ついていきたい」と思われる リーダになる51の考え方
著者:岩田 松雄

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【書籍概要】
多くの人がイメージするリーダーシップは、カリスマ的な存在だったりするが、本書で定義しているリーダーシップ像は、謙虚な姿勢を持ち、人格的に優れた人のことを指している。
そして、徹底的に現場主義。カリスマ的なリーダーシップより、上記のようなリーダーシップのほうを目指すべきとしている。

【リーダーシップとしての考え方のシェア】
51個の考え方を全て列挙するわけにはいかないので、自分がいいなと思った考え方について記載する。

◯リーダーが発するべきは「ミッション」である。
リーダーとして組織を引っ張ることになるのであれば、真っ先に考えるべきは、自分たちの存在理由(ミッション)は何かということ。それこそが、本質的に部下や社員が頑張れる理由になる。
また、「好きなこと」「得意なこと」「人のためになること」の3つの真ん中にあることを個人のミッションにする。 多くの人が、好きなことや得意なことに向かって行くことはできる。得意なことを軸に、どうやって金儲けしようかと考えてしまうことが多いが、そこから一歩進めて、人のためになる、ということを考えた瞬間に、いいミッションが生まれることがよくある。
何か世のため、人のためになることをやろうということであれば、部下は意欲を出すし、投資家も志に乗って応援してみようかとなる。
→どんな本を読んでも「ミッション」を発する重要性が書かれている。「社会に残したいもの」は、まさにそこを形成する部分なんだなと思った。
ただし、ミッションというのは、何となく決めるものでもないし、最も難しいところだなを思うからこそ、ここをきっちり掘り下げていこうと思った。

◯ピッチャーとサード、どちらが偉いか?
野球でピッチャーとサード、どちらが偉いか考えても意味がない。CEOがピッチャーだとしても、ピッチャー1人で野球はできない。
リーダはCEOというポジションで、スタッフはお店というポジションを守っているだけ。単なる役割の違い。そのため、リーダーは偉いわけではない。役割上、お店のスタッフに何かを求めたり、厳しいことをいったりすることもあるが、自分のほうが偉いのだという気持ちは一度も持ったことがない。
→この考え方は尊敬するなと思った。部下に敬意を払っているからこそ、信頼されるんだなと思ったし、例え方もうまいなと思った。ホールかキッチンか/営業と開発か、どっちが偉いかを考えても仕方ない。 今の会社では、どちらかというと仕事を協力会社に発注することが多いが、この考え方を普段から意識できるようになろうと思った。

◯常に重視すべきは現場である 現場は会社を支えている場所であり、会社の価値を生み出す場所は現場である。
ポジションが上がれば上がるほど現場を軽視したり、現場感覚が弱くなったりする人が出てくる。だからこそ、現場の人たちは守ってあげないといけない。現場に行かないと、現場を重視しければ見えてこないことがある。
→立場が上になると、 マーケティングや営業ばかり考えてしまいがちなイメージだが、価値を生み出しているのは、開発だったり、現場のスタッフだったりするのに、現場を知らない上からの命令で現場が混乱することも多々ある。現場主義であればあるほど、よりよい戦略が生まれるんじゃないかなと思ったし、戦略ばかりだけでなく、問題解決という意味でも、現場主義だと上手く行くんじゃないかなと思った。

◯前向きなチャレンジは、迷った時はやってみる 意思決定をする際には、前向きなチャレンジであったとするならば、迷った時にはやってみる。もし失敗したとしても、前向きなチャレンジなら、その経験から何らかのプラスが得られるから。
やらなかった後悔と、やった上での後悔であったなら、やった上での後悔のほうがずっといい。もしうまく行かなかったら、そこから何かを学べばいいだけ。しかし、やらなかった後悔は、何も学ぶことがなく、まるで違う後悔になる。
→今の自分の会社ではなかなかない考え方である。今の会社では、意思決定をする際には、常にリスクと影響範囲ばかり考えて、できない理由を並べがちである。
しかし、上記のような姿勢で仕事に取り組めば、得られるものは大きいんじゃないかなと思った。 孫正義も「できない理由ではなく、どうやったらできるかを考えてほしい」と言っており、成功者はすべからくこういった考え方をしているんじゃないかなと思った。

【その他】
難しいことは全く書かれていないので、さらっと読めますし、51個も考え方があれば、数個は得られるものがあるんじゃないなと思います。

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紹介者:U25スタートアップ起業塾 塾生 Y.K さん

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