江端浩人氏によるmovidajapanでの講演記事「起業家として大切な柔軟思考」
このエントリーをはてなブックマークに追加

新しいビジネスを作るためには、未来を予測し、挑戦の一歩を踏み出すことが大事。

デジタルプリントを創業し、売却後は日本コカ・コーラのニュープラットフォーム事業部(現インタラクティブマーケティング)を創設。現在はマイクロソフトの業務執行役員であり、事業構想大学院大学で教授として教鞭を執っている、江端浩人氏の記事が出ていた。いくつか起業するにあたって大切なポイントがあると感じ、ご紹介をする。

同氏は、中学生の時にコンピューターにはまり、MBAを取得するための留学をし、インターネットと出会う。そして、インターネットを軸にしたサービスを作ろうと起業した。

同氏の経験の中で、ディベートにフォーカスをしている。その際に、自分の考えとは違う立場でのディベートを強いられ、状況とは関係なしに、自分を正当化することが求められる。それは、起業してからの交渉内でも役に立つし、なおかつ、自分の感情との切り離しができている。事業計画立案でも、自分のプランと自分との切り離しはとても重要となる。つまりは、自分の感情移入をしてしまうとプランそのものが見えなくなってしまうからだ。

また、同氏の場合は、ITやコンピューター、インターネットが軸となり、それらに付随するものをやってきた。コカ・コーラ社でも、マイクロソフト社でも。それは、ひとつ同氏が話している、『変えられないもの以外はすべて変えてもいい』ということになる。アベノミクスや野田内閣などで、政策がぶれているなどよく新聞に叩かれているが、起業家として、ぶれない軸を持つことはとても大切だ。そして、譲れる事と譲れない事をきちんと理解しておくことも重要だ。

例えば、新しいビジネスモデルでも、本当にした事があなたの軸とぶれているならば、プランありきの事業となり、会社は台風の時の木のように、ぐらぐらしてしまうかもしれない。

起業方法として、①既存市場に新しい付加価値を出して参入する。②新規サービスを作り、未開拓の市場の開拓。とがある。江端氏は、後者を選択した。そして、「一人で創業し、ソフトウェア完成後に日経に情報をリークして記事にしてもらった」とある。ここにも、自由な発想の転換と『変えられるものを変えた』事が窺える。あまり情報に左右されず、堅苦しく考えずに柔軟に現代便利さを活用できた良い例である。

 

【企画】変えられないもの以外はすべて変えてもいい−−事業構想大学院大学の江端氏が語る「起業家に必要な挑戦する意義」

http://jp.startup-dating.com/2013/09/movidajapan-hirotoebata

 

 

 

 

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントは受け付けていません。