【スタートアップおすすめ本】「上京物語 〜僕の人生を変えた、父の五つの教え〜」 著者:喜多川 泰
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「上京物語 〜僕の人生を変えた、父の五つの教え〜」 著者:喜多川 泰

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この本めちゃくちゃ面白かったです。
父からの手紙はとてつもなく心に響きます。

【書籍概要】
この書籍は、2人の「ゆうすけ」の物語である。

最初の半分は「祐介」の物語で、成功を夢見て上京し、会社を興そうとする青年が、「今は無理だ」といつも踏みとどまり、結局何もできずにそれなりの人生を送って後悔をする物語が描かれている。

残りの半分は、成功を夢見て上京する「祐輔」の父からの手紙の内容と、それを読んだ祐輔の心の変化が描かれている。父からの手紙には、大多数の人たちが常識と思い込んでいることをぶち壊す、人生の教訓が書かれている。

以下に父からの手紙の教訓を記す。

【人生の教訓】
〜やぶるべき常識の殻〜

◆幸せとは人との比較で決まる?

今の日本人の多くは、世界で類を見ないほど裕福な生活をしている。にも関わらず幸福を感じることができないのは、周りの人と比べることで幸せかどうかを決めているからだ。自分の周りに自分よりもたくさん持っている人をわざわざ見つけてはうらやましがるから。幸せの基準は、自分自身が決めるもの。

(感じたこと)
今の自分が企業を辞めづらいなと思っている心を打ち砕く一言。何のために、U25スタートアップに入塾したのか、その想いを見つめなおすと、今の働き方より、ベンチャーなどに入って、泥臭いことを学んだほうが自分にとっての「幸せ」ではないのかと思った。ベンチャーでいろんな学んだ方が、自分が事業を起こした際に活かせるのではないかと思う。
◆成功とはお金持ちになること?

「祐介」は全ての行動がお金を基準に考えられていて、人生そのものがお金を中心に動いている。結果として、「祐介」の人生は、サクセスストーリではなく、車、結婚、家という三大出費にどう言い訳しながら、どうやって自分を納得させてお金を使ったのかという「消費履歴」になってしまった。

お金を行動の基準にして生きる人生が、いかに自分らしい素晴らしい人生から遠ざけるか。「成功者になるということは、お金持ちになるということではない。」

(感じたこと)
ただお金持ちになって、悠々と暮らしても何も面白く無い、何も中身のない人生になりそう。自分の人生の1日1日が1ページならば、どんな人生にしたいか?その人生の1ページには何が残るのだろうか。社会を変えて、自分の存在していた証を残すようなストーリに、そんな人生にしたいと思った。
◆失敗しないように生きる?

誰よりも多くの成功を手にした人は、誰よりもたくさん挑戦した人でしかない。同時に、誰よりもたくさん失敗を経験してきている。「祐介」ははじめから失敗を恐れていた。でも、失敗を恐れる心が、すべてを不可能にしてしまう。挑戦する勇気を失ったものは、幸せな人生をも失ってしまう。

多くの人は、はじめに予想した通りの結果が手に入ることを成功、予想通りにいかないことを失敗と呼ぶが、起こってほしくないと思っていたことが、実は自分の人生にとって一番必要な経験だったということもある。普通の人が失敗と読んでいる出来事こそが人生に感動や感謝、新しい出会いといった幸せな人生を送る上で必要なもの全てを運んでくれる。

成功した人がかっこいいんじゃない。挑戦し続ける生き方をするのがかっこいい。

(感じたこと)
自分も今、起業を目指して勉強しているが、失敗したらどうしようか…と、心の奥底ではどこかで感じてしまっている。でも失敗が人生に感動をもたらしてくれるのであれば、失敗することこそが、自分の人生をおもしろくする出来事なんじゃないかなと思った。何もしなければ、何も起こらない。行動をしなければ何も始まらない。

どこかで踏みとどまりそうになったとき、この言葉を思い出して、1歩前に進もうと思った。
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紹介者:U25スタートアップ起業塾 塾生 Y.K

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